6月のイベントといえば皆さん父の日を思い浮かべるでしょうか?
実は父の日ともう一つ大きなイベントがあります。
アメリカやカナダの6月はプライド月間。
あちこちで『PRIDE』という言葉やレインボーフラッグを見かけるでしょう。
今回はまだ日本には馴染みの少ないPRIDEという言葉や虹色の旗の意味を紹介します!
Contents
『PRIDE(プライド)』ってなに?
PRIDEという言葉は英語だと『誇り』という意味ですが、実はそれだけではありません。
国際的には『セクシャル・マイノリティ(性的少数者)のパレードやイベントの総称』として世界各国で使われています。
プライド月間はどんな一ヶ月なの?
プライド月間とはLGBTの人権を訴えるイベントです。
毎年6月に入ると同性婚やLGBTへの差別反対を訴えかける社会運動が世界各国で行われます。
プライドパレードはお祭りであり、抗議でもあり、政治活動でもあります。
パレード以外でもパーティーやライブ・無料の映画上映があったりと様々なイベントが行われます。
レインボーフラッグの意味
プライド月間に掲げられるレインボーフラッグ。
LGBTの尊厳と社会運動を象徴する旗です。
- 赤=生命
- 黄色=太陽
- 緑=自然
- 青=調和
- 紫=精神
- オレンジ=癒し
現在は黒を加えた7色のパターンもあるようです。
6月の締めくくりはPRIDEパレード
プライド月間の締めとなるプライドパレード。
世界各国でド派手なパレードが行われます。
ニューヨークやサンフランシスコ、シカゴ、カナダのトロントやブラジルのサンパウロ。
もちろん日本でも毎年行われています。
このイベントはLBGTの人だけが参加するものではありません。
実際にプライドパレードに行ってみた
2015年、アメリカ全州で同性婚が合法化された年にシカゴのプライドパレードへ行ってきました。
一言でいうならとーーーっても過激!!!
かなり刺激の強いパレードでした。笑
パレードには派手な衣装の女装した人たちや、マーチングバンド、同性愛に共感し、差別を反対する企業や団体も参加しています。
私が一番印象的だったのは同性愛者と子供たちの行進。
同性婚が認められ、子供を持つ人たちも参加していました。
『お母さんでもあり、お父さんでもある存在』
『We are family.』という看板を持って歩く女の子の強さと優しさに感動しました。
そんな感動的なシーンもありつつ、基本はお祭り騒ぎなこのパレード。
かなり危うい格好の人たちもいるし、そこら中でキスの嵐(笑)
プライド月間を通じて多様性について考える
日本にいた頃よりも身近にLGBTの人たちがいるアメリカ。
夫の友人の結婚式に参加したときも、ゲイカップルで参加している人を見ました。
夫の職場にもLGBTの人はいるし、皆んなわりとオープンな印象。
最初はいちいち驚いていた私ですが、今ではなんとも思わなくなりました。
そして、LGBTの人たちがこんなにも沢山いることを知りました。
日本にはまだまだ周りに打ち明けられない人が多いでしょう。
まずはLGBTの人たちのことを知ること。
そのきっかけになるのがこの6月のプライド月間です。
自分だけじゃなく、子供達ともこのことについて話し合う良い機会になると思います。
是非この空気感を味わって、楽しんでほしいです!