アメリカで子育て

【子供に伝えるLGBT】6歳児とセクシャルマイノリティをテーマに話す

アイキャッチ画像LGBTについて

お子さんと”性”について話すことはありますか?

日本の学校ではたしか小学校5年生くらいから保健体育で”性”について学ぶようになります。

でも、そのとき身体の仕組みのことについては勉強しても、具体的な避妊方法やLGBTの話しをする学校はまだまだ少ないのではないでしょうか。

私自身も生理のことを学んだ記憶しかありません。

アメリカという国に住んでいて、LGBTの人に出会うことは珍しくありません。

中には子供がSNSで自分がセクシャル・マイノリティであることをカミングアウトとしたという話しも聞きました。

LGBTが身近な国で、子供たちはどうやってそのことを受け止めていくのか。

ちょうどいいタイミングがあったので、子供に少し話してみました!

 

LGBTについて話したきっかけ

 

現在、うちの子のクラスには白人・黒人・アジア人・インド人・アラブ人、いろんな国の人たちがいます。

髪の色も肌の色も違う。

そんな環境なので、子供も自然と”違い”を受け入れていきました。

人物を描くときに髪は黒・肌はだいだい色と決まってないことに驚いたよ。

塗り絵のときに髪を金色で塗るときもあれば、肌を茶色く塗るときもあります。

クラスにそういう子たちがいることで、肌や髪・目の色が違うのはむしろ当たり前だと思っています。

 

そんな中、あるとき子供から「なんで僕の髪の毛はゴールドじゃないの?」と聞かれました。

少しビックリしたけど、子供の質問っていつも大人をハッとさせますよね。

こんな風に思うことはごく自然だと思うし、本人が興味を持ったことにはしっかり説明してあげたいと思いました。

ママもパパも日本人だから髪の毛が黒いんだよ。その国によって、いろんなカラーを持った人がいるけど、日本人やアジアに住む人たちの髪はほとんどが”黒”かな。

でも中には生まれながらに白い人もいるし(アルビノ)、お父さんお母さんのどっちかが違うカラーを持っていると、子供も金色の髪の毛になることがあるよ。

できるだけ、難しい言葉を使わずに噛み砕いて説明してみました(汗)

それから「髪の毛、ゴールドが好きなの?」と聞くと、「うーん…」と考えている息子。

大きくなったら髪を染めて金色にすることもできるよ。でも黒い髪の毛はママはかっこいいと思うな〜

いろんなカラーを持った人がいるけど、みんな素敵だよね。

動物だって虫だって、いろんな色や模様があるように、人もそれぞれ違う色なんだよ。

そんな風に説明してあげると納得した様子でした。

いい機会だから、もう少し話しを広げてみることにしたよ。

 

6歳児に伝えるLGBTのこと

 

話しのついでに、「何色が好きなの?」と聞いてみました。

赤?ピンク?白?青?

何気なくそう聞くと、子供が「ピンクは女の子の色じゃん!!」と…(汗)

まぁ幼稚園や小学生の子供ならそんな風に思う子もいますよね。

アメリカでも女の子にはピンクやパープルが人気だし、男の子なら青や緑のイメージがあります。

ピンクは女の子の色とは決まってないよ!ピンクが好きな男の子だっているし、ピンク色の服を着てもおかしくないよ。

逆に青が好きな女の子だっているし、おままごとが好きな男の子もいる。女の子がスーパーヒーローのオモチャで遊んでもいいし、男の子だから女の子だからって決まってないよ!

子供は「ふ〜ん。」って感じでしたが、続けてこんな質問をしてみました。

じゃあさ、男の子と女の子どっちが好き?

息子
息子
えー!どっちも!!

たぶん友達として考えてます(笑)

息子
息子
パパとママは好き同士で結婚したんでしょ?

もちろん!笑

でもね、中には男の人同士や女の人同士で結婚する人たちもいるよ。君が大きくなって特別に好きな人ができたとき、それが女の子でも男の子でもおかしなことではないんだよ。

生まれたときは男の子だったけど、途中から女の子になる人だっているの。もちろん男の子になりたいと思ってる女の子もいるよ。

”自分がなりたいようにしていいの。”

私が一番子どもに伝えたかったこと。

今のところ子供にそういう前兆は見られないけど、「そんな気持ちがあったとしても、それはおかしくないよ。」と伝えたかった。

それと同時に、周りにいるLGBTの人だって不思議なことではないって知ってもらいたくて話しをしたよ。

子供は「えー!?そうなのー??」と少し驚いてる時もありました。

でもLGBTの人が身近にいるアメリカで、子供がこういった違いに気がつくのも早いでしょう。

今はまだ「へ〜そうなんだ〜」レベルでも、話せて良かったなと思っています。

 

性教育に早すぎるなんてことはない

 

私は親から性について話しをされたことは殆どありません。

学校で習う前に初潮がきてしまったので、母が教えてくれたくらいです。

こういうことをきちんとお子さんと話し合っている家庭は日本ではまだまだ少ないように思います。

でも、とっても大切な話しだから家族で話し合える関係にしたい。

思春期に入り、こういうことが”恥ずかしい”と思う前に、性について話せる親子関係を築きたいと思いました。

それに幼稚園ではもう「〇〇君は〇〇ちゃん好きなんだって!」という話しも聞きます。

男女の身体のパーツの違いだって、ずいぶん前に話しをしました。

違いに気がつくのは当たり前だし、そこを不思議に思って質問してきた時こそチャンス!

ついはぐらかしたくなるような質問もありますが(笑)

でも変に隠すことで『これは聞いちゃいけないことなんだ。恥ずかしいことなんだ』っていう意識を植え付けたくない。

できるだけ優しい言葉で嘘のないように話したい。

今は難しくて分からなくても、いつか思い出すことや、また聞いてくる日があると思います。

 

固定観念や当たり前をなくしたい

手を繋ぐ子供たち出展:

 

よくよく考えると、実は3歳や4歳くらいから大人が無意識に子供たちに固定観念を植え付けてしまうことがあります。

たとえば…

『男の子なんだから泣かないの!』

『女の子なんだからそんなことしちゃダメ!』

これ、自分が子供の頃に言われた記憶もあるし、逆に言ってしまった経験も…

泣くことに男女なんて関係ないし、危ないことをして注意するのも”男の子”だから”女の子”だからって言うのは違いますよね。

つい理想の男の子像や女の子像を求めて、強制してしまうのはこの頃からなのかもしれません。

ここから差別や偏見という意識が芽生えてしまうのかもしれないね。

自分が子供にこういう話しをしてあげることで、私自身の発言にももっと気をつけようという気持ちになりました。

 

子どもにLGBTを伝えてみて

 

私がLGBTを認識したのはドラマ『三年B組金八先生』で上戸彩が演じた、性同一性障害の”鶴本直”がきっかけでした。

生まれてきた性別と自分が思う本当の性別が違うという現実。

なかなかショッキングな内容でしたが、『性同一性障害』について知ることができた素晴らしい番組だったと思います。

家族や友人に理解してもらえない辛さを初めて知ったよ…。

『人の身体をからかいの対象にしない』

これは子供たちに伝えていきたいこと。

そして自分自身も周りの人も”一人の人間が自分らしく生きていい社会”が大切だと思っています。

だからこそ、子供たちにもそれを知ってほしい。

今回は軽く触れただけでしたが、また子供が自分から知りたいと思ったときに、答えてあげられる心の準備をしておきたいと思います。

6月はプライド月間。

街で見かける『PRIDE』の文字やレインボーフラッグの意味を是非お子さんに教えてあげてください。

アイキャッチ画像プライドパレード
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nana
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